多くの日本企業が国内市場の縮小や高い税負担に悩まされています。そのため、事業の再編成や海外展開の重要性が高まっておりますが、企業の命運に関わるこのような問題を社内の人材だけで対応するのは一般に困難であるケースが多く、一方で、経営アドバイザーの役割を果たしている顧問税理士なども、海外に関連する分野に必ずしも精通しているとは限りません。
本セミナーでは、これから国際税務を担当される方を対象として、海外取引によって生じる国際税務の基本的な概要を説明し、事例を紹介することにより理解を深めていただくセミナーとなっております。今後、移転価格税制などの国際税務関連の業務に携わる方の『入門編』として、また、すでに国際税務関連の業務に携わっている方の知識の整理としてお役立てください。
1.国際税務戦略の重要性
(1)なぜ国際税務戦略が重要か
(2)他社事例
2.国際税務の基礎
(1)二重課税を防止する
(2)課税ベースの脱漏を防止する
2.国際税務戦略に必要な基礎知識
(1)租税条約
(2)外国税額控除
(3)外国子会社配当益金不算入制度
3.国際税務戦略の注意点の基礎知識
(1)タックスヘイブン対策税制
(2)移転価格税制
4.事例で理解する国際税務戦略
(1)中国子会社の利益を有利に回収する
(2)海外子会社を有利に売却する
(3)香港経由で中国に進出する
(4)地域統括会社で資金を有効活用する
(5)移転価格ポリシーにより海外子会社の利益を管理する
(6)海外からネット配信サービスを提供する
5.質疑応答
ノベル国際コンサルティング パートナー 公認会計士・税理士 伊藤 耕一郎 氏
1997年京都大学大学院工学研究科修了。1997年から2004年までゴールドマン・サックス証券にて金融商品開発業務に従事。2005年税理士法人プライスウォーターハウスクーパース入所。主に外資系金融機関及び投資ファンドに対して国内外の税務コンサルティング業務・移転価格コンサルティング業務に従事。2011年伊藤国際会計税務事務所開設。2012年ノベル国際コンサルティングLLP参画。
パートナー 税理士 高木 慎一 氏
1999年 国家公務員Ⅰ種試験合格 。2000年 横浜国立大学経済学部卒業、アクセンチュア入社。2004年横田税務会計事務所入所。2006年中央大学国際会計研究科修了MBA取得、税理士登録。2007年税理士法人プライスウォーターハウスクーパース入所。移転価格コンサルティングを含む国際税務業務に従事。2011年新生会計事務所開設 。2012年 ノベル国際コンサルティングLLP参画。多数のセミナー講師を務めており、8月から月刊「国際税務」で連載を開始。
開催日時 |
2012年11月21日(水)13:00-17:00 |
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会場 |
KFC Rooms(東京・両国) |
受講料 |
1名(税込み、資料代含む) |
申込方法 |
終了いたしました。お申込み受付は行っておりません。 |
お問い合わせ |
公開セミナー事業グループ(TEL.03-5215-3514) |