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中国が会計事務所を育成、5年後で大手10社前後へ

中国財政省は5年後をメドに国際業務などを手掛ける中国資本の大型会計事務所を10社前後育成する方針を打ち出した。

2007年度業務報酬では、中国国内のTop10の会計事務所の業務報酬は以下のようになっており、中国資本の会計事務所とBig4と呼ばれる世界の四大会計事務所との差が顕著になっていた。

    1. 1 普華永道中天会計師事務所(PricewaterhouseCoopers) 26.2億人民元
    1. 2 安永華明会計師事務所(Ernst&Young) 23.1億人民元
    1. 3 徳謹華永会計師事務所(Deloitte Touche Tohmatsu) 21.2億人民元
    1. 4 畢馬威華振会計師事務所(KPMG) 19.4億人民元
    1. 5 中瑞岳華会計師事務所 5.0億人民元
    1. 6 立信会計師事務所 3.7億人民元
    1. 7 信永中和会計師事務所 2.5億人民元
    1. 8 大信会計師事務所 2.2億人民元
    1. 9 万隆会計師事務所 1.9億人民元
    1. 10 利安達信隆会計師事務所 1.8億人民元

海外投資や海外上場など中国企業の国際化に対応、世界の有力会計事務所に対抗できる事務所を育てる狙い。一部の有力国有企業の監査では国内事務所への委託を優先させることも表明。世界の四大会計事務所などの業務にも影響を与えそうだ。 財政省の方針によれば中国国内の有力会計事務所によるM&A(合併・買収)を後押しし、国際業務も可能な大型事務所を育成する。中規模の事務所も200程度育成、上場企業に監査サービスなどを提供できる環境を整備する。