[終了]【オンライン】グローバル・タックス・ポリシー(GTP)と移転価格ポリシーの作成の基礎と実務 9月6日(月)開催
開催にあたって
「グローバル・タックス・ポリシー(GTP)なんて聞いたことがない」
「移転価格ポリシーと、どう違うんだ?」
「作成しないと、何か困るの?
講義のテーマをご覧になり、そんな感想や疑問を持たれる方は、きっと多いことでしょう。その疑問にお答えするのが、本セミナーです。
企業には、社会的責任(CSR)、ガバナンスやコンプライアンスの形成・維持が強く求められています。また、昨今は、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取った ESG や、SDGs(持続可能な開発目標)とともに大変注目もされてもいます。
それは、どうしてでしょうか?
当局による移転価格調査により、多額の是正が求められることがあります。移転価格の対応をおざなりにすることは、1つの大きなリスクです。ですから企業は、移転価格ポリシーを作成します。グローバル・タックス・ポリシーの中には、移転価格ポリシーを記載する企業も多いのです。
いま企業に求められる重要な点は、透明性です。そのための開示なのです。
ESG対応の一貫として、グローバル・タックス・ポリシーを公表している日本企業も徐々に増えてきています。また、EU諸国の中には、法律で開示を求めてもいます。とかくわかりづらいとされる移転価格とあわせて、実際に公表されているグローバル・タックス・ポリシーを多く用い、解説を行います。
経理従事者の方ならずも、法務・広報の方々も、奮ってご参加ください。
講師
信成国際税理士法人 代表社員・税理士 井藤正俊 氏
元東京国税局 国際税務専門官(移転価格担当)。東京経済大学経済学部卒業後、国税専門官として東京国税局に入局。国税庁・東京国税局にて、相互協議、調査、事前確認審査、訴訟、税制改正など、移転価格に関する事務に通算 11年従事。2017年6月、税理士登録後、移転価格に特化した税務相談等を行っている。
〔執筆〕『移転価格の実務 Q&A』(清文社)、『移転価格文書の作成のしかた(第2版)』(中央経済社)など。
開催要領
日時 | 2021年 9月 6日(月) 13:30~17:00 |
会場 | 本セミナーはWEB会議システム(ZOOM)を利用して開催いたします。 ご自宅やオフィスなどからご受講可能です。 |
受講料 | 会員 35,200円(本体 32,000円) 一般 38,500円(本体 35,000円) |
お申込み | 下記リンクにアクセスしてお申し込みください。 >>WEBからのお申し込みはこちら |
対象 | 経理部門、財務部門、法務部門、広報部門のご担当者、または本テーマにご関心のある方 |
プログラム
1.移転価格とは(概説)
(1)移転価格の問題とは
(2)独立企業間価格の考え方
(3)移転価格の検証フレームワーク
(4)移転価格課税の最近の動向
2.移転価格文書化(ドキメンテーション・ルール)創設と対応
(1) BEPSプロジェクトの概要
(2)平成28年度税制改正の概要
3.移転価格~各種文書
(1) 国別報告事項
(2)マスターファイル
(3) ローカルファイル
4.移転価格ポリシーの考え方と構築
(1) ローカルファイルと移転価格ポリシー
(2) 移転価格ポリシーの素案例
(3) 取引類型毎の価格設定の考え
5. グローバル・タックス・ポリシー(GTP)と企業ガバナンス
6.GTPの分析
(1)作成目的
(2)構成内容
7.GTPの日本企業の取り組み(実例とその分析)
8.EU諸国等のGTPの実状
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。