[終了]【オンライン】法人税調査で狙われる『移転価格』の対処法と基礎知識 7月11(火)開催 | 移転価格.com | 国際税務専門の税理士事務所|信成国際税理士法人
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[終了]【オンライン】法人税調査で狙われる『移転価格』の対処法と基礎知識 7月11(火)開催

開催にあたって

移転価格の調査の現状

最近の税務調査の特徴の1つとして、移転価格の調査が、通常行われる法人税調査の中で行われることが挙げられます。3年ほど前までは、移転価格の調査となると、国税局所管の大企業に対して行われるといったイメージでした。実際、国税局には、移転価格の調査を専担とする部署がありました。

ところが、2年ほど前に専担部署の一部が解体され、それらの部署の職員がさまざまな調査部署に配属されたのです。

そのため、会社としては、従来通り法人税調査が実施されていると考えていたところ、調査の終盤となり、実は移転価格がターゲットであり、調査担当者はそこを検討していたことを知るという事態が、実際の調査で散見されているのです。移転価格は、国税局の調査で扱われるものと捉えている納税者の方も多いでしょう。かつては、実際そうでした。しかし昨今は、税務署の法人税調査においても、移転価格の問題が指摘されることがままあります。

また、そうした問題が、調査の最後では、海外子会社への寄附金として幕引きされる事案も散見されます。

特殊でわかりづらいといわれる移転価格税制ですが……

こうした移転価格(税制)ですが、かねてより、「取っつきにくい」「勉強しようにも範囲が広く、どこから手をつければよいのかすら分からない」「適当な教材がない」などとお感じの方も多いことでしょう。

そのようなこともあり、いざ税務調査では、調査官に「言われっぱなし」「指摘されても判然とせず、反論すらできない」など、フラストレーションを持たれる場合も多いようです。

本セミナーがめざすゴール

そこで、本セミナーでは、まずは基本的な事項を固めます。そのうえで、移転価格の専門家たる税理士や当局の調査官が指摘する事項などを、講師の経験から説明します。

そのようにして、まずは移転価格の「フレームワーク」を理解します。そして、応用力を身に付けられるベースをも形成していきます。また、要所要所で、最新の税制改正事項などを紹介し、より理解を深めてまいります。

わずか4時間の講義ですが、終えてみると、驚くほど移転価格の知識を得ることができるでしょう。

想定される受講者

初めて移転価格税制に触れる方、これから国際税務の業務に携わる新任担当者、基本的な知識があり、さらにステップアップをはかりたい方に、最適な内容となっております。

この機会に奮ってご参加ください。

講師

信成国際税理士法人 代表社員・税理士 井藤正俊 氏
元東京国税局 国際税務専門官(移転価格担当)/一橋大修士(経営法)
国税専門官として東京国税局に入局。国税庁・東京国税局において、相互協議、調査、事前確認審査、訴訟、税制改正、移転価格調査等の企画・立案など、移転価格に関する事務に長年従事。2017年6月税理士登録後は、移転価格に特化した税務相談や移転価格文書の作成を行っている。
〔執筆〕『移転価格の実務 Q&A』(清文社)、『移転価格文書の作成のしかた(第2版)』(中央経済社)など。

開催要領

日時 2023年 7月 11日(火) 13:00~17:00  
会場 本セミナーはWEB会議システム(ZOOM)を利用して開催いたします。
ご自宅やオフィスなどからご受講可能です。
受講料 会員 35,200円(本体 32,000円)
一般 38,500円(本体 35,000円)
お申込み 下記リンクにアクセスしてお申し込みください。
>>WEBからのお申し込みはこちら
対象 経理部門、財務部門、税務部門など関連部門のご担当者、または本テーマにご関心のある方

プログラム

1.移転価格とは
 (1)移転価格の問題とは
 (2)独立企業間価格の考え方
 (3)移転価格の検証フレームワーク
 (4)移転価格課税の最近の動向

2. 移転価格調査の進め方

3.移転価格税制の基礎知識
 (1)移転価格税制の適用対象者
 (2)独立企業間価格算定方法
 (3)独立価格比準法
 (4)再販売価格基準法
 (5)原価基準法
 (6)利益分割法
 (7)取引単位営業利益法
 (8)ベリー比
 (9)DCF法

4.移転価格税制の用語解説
 (1)移転価格分析のフレームワーク
 (2)移転価格分析の2つの段階
 (3)利益と機能リスクの関係
 (4)利益とその他の要因の関係
 (5)リスク分析
 (6)利益水準指標
 (7)移転価格算定方法
 (8)無形資産

5.移転価格税制の実務
 (1)移転価格ガイドライン
 (2)別表17(4)
 (3)切出し損益計算書の作り方
 (4)機能・リスク分析
 (5)比較対象取引の選定方法
 (6)移転価格調査
 (7)相互協議
 (8)事前確認(APA)

6.移転価格文書化(平成28年度税制改正)の概要
 (1)BEPSプロジェクト
 (2)国別報告書
 (3)マスターファイル
 (4)ローカルファイル

7.最近の税制改正の内容

※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。